クラウドファンディングMakuake
Makuakeのクラウドファンディングサイトで注文したVinpok社の薄型ワイヤレス&メカニカルキーボード『Taptek』を使い始めておよそ半年が経ちました。
2019年3月上旬に代金を支払い、商品が届いたのが6月下旬なのでおよそ3ヶ月強。その間に商品開発のレポートも届いていましたが、思ったより到着が早かったというのが正直なところです。
青軸キーボード
メカニカルキーボード「青軸」を使うのは生まれて初めてですが、独特のクリック感があるのが特徴的です。
その反面、押下圧と「カチャ、カチャ」といった打鍵音が気になるので、人によっては好みが分かれるところでしょう。
この手のモデルにしてはデザインも良く、コンパクトでどこにでも持ち運びし易いのが最大の強みです。
USB Type-Cの有線接続に加えて、最大3つまでのBluetooth接続に対応しているので、デスクトップやタブレット、スマホなどに繋げて自由にボタンで切り替えることが出来ます。
世の中にBluetoothのキーボードは数あれど、ここまでスマートかつコンパクトなキーボードは中々なかったのではないでしょうか?
虹色に光るキートップ
そしてゲーミングキーボードを連想させるくらいに無駄に光る・・・。このイルミネーションの派手さは、今まで購入したキーボードには無かっただけにある意味新鮮でした。
気になる点
- キーの反応が良すぎる。キーにちょっと触れただけでも文字入力されてしまうのでミスタッチが多い。完全に押し込まなくても反応してしまうくらい感度がよいので手をキートップに置いておく場合は注意が必要。もちろん、慣れである程度は克服出来ますが・・・。
- キーライト切り替えスイッチが右上にあって不用意に触れてしまう。一度押してしまうと好みのイルミネーションに戻すまで何度もキーを押さなければいけないので結構面倒。
- 環境にもよるが、Bluetoothが繋がるまで意外と時間がかかりスリープからの復帰時にうまく繋がらない時がある。
『Taptek』は購入すべきなのか?
結論から言えば、ゲーミングPC等趣味で使うなら見た目も良いしスマートなのでおすすめ出来ます。
しかし、仕事で文字を打つなど生産的な環境ではおすすめ出来ません。
「青軸」で音が出るのは好みなので問題ありませんが、前述の通りキー自体の感度が良すぎるので、いまいち安心してキーに手を委ねることが出来ないためです。
前のめりにキーに触れられないもどかしさというか、常にミスタッチをしないか不安さながらの入力になってしまうので、とにかくスピードを要求されるような入力環境での使用は厳しいです。
これが一万円を切る価格であればコスパ的にも「ありかな」という感じなのですが、一万円台後半となると別の選択肢も出てくるでしょう。
省スペースでどこでもスマートに持ち運べるのは最大のメリットですが、単純に入力効率を上げたいならもう少し予算を上げてHHKB(Happy Hacking Keyboard)のBluetoothモデルでも買った方が満足度は高いかもしれません。
これだけ小型でデザインも良く、入力効率まで配慮されたキーボードが今まで少なかっただけに惜しいところではありますが、趣味の範囲内で使うのなら全然OK。
仕事での生産的な文字入力として使うならやや厳しいかなといった印象です。
気になる方はぜひ購入を検討してみてください。