1930年代のフランス、パリを舞台にアメリカ人心霊術師のローラとケイト姉妹の活躍を描いた作品。
映画『プラネタリウム』
主演は、ナタリー・ポートマンと(ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディを両親に持つ)リリー=ローズ・デップ。
死者を呼び寄せる降霊術というスピリチュアル的な要素が出てくるものの、物語の本質はそこではありません。
フランス的な優雅でお洒落なムード。
シーンが移り変わる毎に変化するナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップの美貌と衣装がただただ美しい。
反面、音楽を含め全編を通して不穏な雰囲気が漂っており、どこか重苦しくて儚い。
フランス映画は、アメリカ映画のような起伏が少ないので物語全体を通してやや退屈ではあります。
とにかく抽象的であり難解。
伝えたいテーマも分かりづらく、ポスタービジュアルと比較して想像出来る内容と実際の映像はかなり違いました。
時代を含めやや遠いところを描いている作品であるが故、もう少し予備知識があればより楽しめるところもあったのかもしれません。
戦争と人種、現実と虚構、生と死が入り混じった走馬灯のような作品。
「ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが秘密を抱えた姉妹を演じる!映画『プラネタリウム』はうっとりするほど贅沢に美しく、考えさせられるヒューマン・ドラマです。 」D姐的シネマ論
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