日本の有名怪獣が登場するハリウッド、モンスターバースシリーズ最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は待望の怪獣バトルが見られるリスペクト溢れる作品!

待望のハリウッド版ゴジラ、モンスターバースシリーズの最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』をレーザーiMAX 3Dで観てきました!

近年まれに見る大傑作・・・と言えるのではないでしょうか?

かつての東宝有名怪獣が揃って登場する上、日本でも知名度の高いモスラ、ラドン、キングギドラといった怪獣が最新のハリウッドのビジュアルを纏いつつ縦横無尽にバトルを繰り広げるとあれば、さすがに興奮せざるを得ません!

庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」(2016年)が日本では高評価を得て大ヒットしつつも、ギャレス版の「GODZILLA ゴジラ」(2014年)、アニゴジ3部作を経て一番足りなかったものは怪獣同士のバトル。

日本独自の怪獣文化のリスペクトを受けて進化し続けるアメリカモンスター映画の数々・・・「パシフィック・リム」(2013年)、「キングコング: 髑髏島の巨神」(2017年)、「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018年)といった作品群を横目に見つつ、日本で有名なスター怪獣が登場する今作品はまさに「待望の・・・!」という言葉が相応しい。

昭和ゴジラ、平成ゴジラと毎年のように怪獣バトルを観てきた世代にとっては、懐かしさと感動が甦ることは間違いありません。

気になったのはゴジラ及び各怪獣の立ち位置で、日本ではどうしても生まれの経緯から人類と敵対する存在、破壊する存在として描かれて来ましたが、今作ではより宗教的な視点がクローズアップされており、神々なる生物、神話的な存在、守護神といった設定が前面に出て日本的な感覚からすると若干違和感を感じるところがありました。

人間パートの描き方も特撮映画特有の難しさがありますが、基本的に怪獣同士のバトルを見たいが為の作品である故、あまり主張し過ぎても白けてしまうし、全くストーリーがないというのも味気ない。

今回思っていたより人間パートの比重が多かったのは賛否が分かれそうですが、全てにおいて共感出来ずとも物語の方向性や主張したいことは伝わったので、リスペクト、特撮愛に溢れた作品として一定の評価は出来るのではないかと思います。

それにしても『キング・オブ・モンスターズ』の怪獣の造形美は素晴らしいの一言。ゴジラだけでなく、キングギドラ、ラドン、モスラといった人気怪獣のビジュアルはどれも美しく、それぞれに見せ場があります。

ゴジラの最大のライバルはモスラでもラドンでもなくキングギドラであるというのは今作品でも健在ですが、アニゴジのギドラが消化不良気味だっただけによくぞやってくれました!

ここまで世界を蹂躙する姿を見せてくれたとなると、主役はゴジラだったとしてもエンドロール後の流れから再び何かあるのではと思わせてくれます。次回作「Godzilla VS King Kong」に期待といったところでしょう。

一番魅力的な動きをしていたのは実はラドンで、火口からの登場シーン、風圧で都市中心部を壊滅させる姿、戦闘機との空中戦、モンスター0(キングギドラ)との接触に至るまでの一連の流れは完璧。

基本的に強い方に付くという生物学的な本能に身を任せる姿はどうなんだろう?・・・と思いつつ、トリッキーな動きは終始ワクワクしっぱなしでした。

ゴジラといえばやはり誰もが知っているであろうテーマソングはアレンジを変えて今作でも健在。エンドロールでモスラの歌が流れた時は思わず感動しました。

細かい部分の不満を上げていけばきりがありませんが、ハリウッドが制作する怪獣映画としては日本へのリスペクトあり、オマージュありで、一つの完成形と言えるでしょう。ぜひ映画館の大画面で観ることをおすすめします!



ハリウッド版『GODZILLA』最新作 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』大ヒット上映中!
mueponによる、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)」ついての感想・レビューです。
日本が生んだ“怪獣王”ゴジラを、米ハリウッドで新たに映画化した「ゴジラキング・オブ・モンスターズ」が、5月31日から日本を含む世界で同時公開される。メガホンをとったマイケル・ドハティ監督は、ハリウッドきってのゴジラオタク。それだけに今作のい