SF色が強い初のアニメ版ゴジラ「GODZILLA 怪獣惑星」

昨年公開された庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』は久し振りに特撮映画の面白さを思い出させてくれる傑作でした。そんなゴジラシリーズの盛り上がりを受けて公開されるのが初のアニメ版ゴジラである『GODZILLA 怪獣惑星』。

“滅びるのは、人か、ゴジラか。”というキャッチコピーは、1996年に公開された『ガメラ2 レギオン襲来』“消滅するのは、日本か、レギオンか。”へのオマージュなのでしょうか・・・。

これには期待大と思いつつも、予告や事前公開されている情報を見る限り不安しかなかったのも事実で、世界中に出現した怪獣及びゴジラによって地球を追われた人類は宇宙の別の惑星に移住しようとするが、生存可能な環境を見つけられず再び地球に戻ることを決意。しかし、長距離亜空間航行の影響で地球は既に2万年の歳月が経過。ゴジラを頂点とする生態系となっていた地球に人類は決死の戦いを挑む、というストーリー。

正直、SFとして見れば世界観も含めてかなり楽しめますがゴジラ映画として見るとどうなんだろう?・・・というところが正直なところ。ゴジラがゴジラである理由もあまり感じられず、前半はほぼ説明調なのでゴジラが出てくるまでがひたすら長い。

しかし、地球に降り立ってゴジラと戦う後半は戦闘に迫力が増してかなり面白くなります。

感情的な主人公や巨大生物との接近戦はまるで『進撃の巨人』を見ているようですが、未知の世界に足を踏み入れるスリルと恐怖は『キングコング:髑髏島の巨神』と共通するところもあります。

やはり真骨頂はラスト。これで終わりなのかと思わせたところにさらなる絶望感が主人公たちを襲う。

これはやってくれました!しかも3部作になるだなんて聞いてないし…。

第2章は『GODZILLA 決戦機動増殖都市』というこれまたマニア心を刺激するようなタイトルなので、メカゴジラの活躍にぜひ期待したいと思います。

アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』監督:静野孔文×瀬下寛之 ストーリー原案・脚本:虚淵玄 制作:ポリゴン・ビクチュアズ 大ヒット公開中

 

mueponによる、「GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)」ついての感想・レビューです。